Studio Displayは劣化版iMac? コスパは悪いが良いディスプレイ

studio-displayは劣化版imac-コスパは悪いが良いディスプレイ

新シリーズ「Mac Studio」とともに発表されたAppleの独立ディスプレイ「Studio Display」

27インチ 5K Studio Displayの価格は19万9800円(税込)

macOSを搭載しないシンプルなディスプレイですが画面だけじゃなく以下の機能も付与されています。

  • インカメラ
  • スピーカー
  • マイク

センターフレームに対応したり空間オーディオ対応…とディスプレイ搭載型のMacと同様のシステムを搭載しているのでディスプレイが付属しないMac miniやMac StudioをiMacのように使うことができます。

でも、これって普通にiMacにも付いていたし、iMacの本体機能が排除されたディスプレイだよね?

iMacからMacを除いたディスプレイってのは良いと思うよ、でもなんで価格が27インチ iMac 5Kと変わらないの??

本記事ではStudio Displayの良いところを含め、コスパの悪さについてレビューしていきます。
ちなみに私はコスパ悪いことを承知で発売日に予約購入しています。

目次

Studio Displayのメリット

Studio Displayのメリット

まずは新しいStudio Displayのメリットを紹介します。

環境に優しいSDGsに配慮した使い方ができる

Macを頻繁に買い換える人は多いと思いますが、その際に気になるのが「ディスプレイはまだ使える」という点でしょう。

たとえばiMacを「新型のM1チップに買えたいなぁ」なんて思っても一体型である以上、下取りに出すにしても売るにしてもディスプレイごと売るしかありません。

Studio Displayは完全に独立しているのでMac miniやMac Studioのような分離型のPCであればディスプレイはそのまま、パソコン本体だけを買い換えるのが容易になります。環境に優しい方式ですね。

センターステージ対応&3アレイマイク搭載

リモートワーク環境では嬉しいカメラとマイクがフレーム内に搭載されています。

MacBook ProやiPad Proに搭載されている「人物に自動追従するカメラ」がStudio Displayにも搭載。

センターステージ対応カメラ

12MPセンサーと122度の視野角カメラでビデオ通話がより便利になります。

進化したスピーカー

  • 4つのフォースキャンセリングウーファー
  • 2つの高性能ツイーター
  • ドルビーアトモスの空間オーディオ
  • A13 Bionicチップによる6つのスピーカーの連係

空間オーディオにも対応し、音質が良くなったりしてディスプレイ以外の付加価値部分も進化しています。

空間オーディオ対応スピーカー

高解像度の27インチ 5Kディスプレイ 218ppi高精細

美しい高精細ディスプレイ

Apple製品全般に言えることですが、画面が圧倒的に美しいです。

  • 1,470万のピクセル
  • 600ニトの輝度
  • 10億色以上に対応
  • 218ppiの精細な画面密度

一昔前の液晶ディスプレイを使っている人が見たら綺麗すぎて腰を抜かすレベルの超高精細ディスプレイです。

オプションにはなりますがNano-textureガラスに変更することもできます(オプション価格+43,000円)

美しい外装とスタンド

Apple製品の美しさは画面だけではありません、ディスプレイの外装やスタンドも美しい仕上がりになっています。

正面はもちろん、横も後ろも全部美しい仕上げ。

壁に面して設置する場合を除くと、背面にロゴマークが見える純正ディスプレイが良いですね。

Studio Display背面イメージ

USB-Cでのパススルー充電に対応

USB-Cでのパススルー充電に対応

背面のUSB-C(Thunderboltポート)は充電と入力を当時に行えるのでMacBook Pro用の外部ディスプレイとして利用する場合、ケーブルが1本で済みます。

パススルー充電に対応していない場合はMacBook Proの充電用ケーブル+入力用のケーブルの2本が必要になってしまい、ケーブルがごちゃごちゃするし接続もめんどうですが、Sutudio Displayは1本で済みます。

MacBook Pro 14インチの高速充電にも対応した96Wのホスト充電です。

Studio Displayのデメリット

Studio Displayを購入するにあたって知っておきたいデメリットを4つ紹介します。

  • マウント方式を変更できない
  • リフレッシュレートが60Hz
  • 入力ポートが1つのみ
  • Windowsではフル機能が使えない

マウント方式を変更できない

Apple Studio Displayは以下の3種類のマウント方式が用意されています。

マウントの種類
  • 傾きを調整できるスタンド
  • VESAマウントアダプタ搭載タイプ
  • 傾きと高さを調整できるスタンド+44,000円

マウント方式を選べるのは良いんですが、後から変更することができません。

最初はスタンドが欲しいと思ってスタンドタイプ購入したとしても、引っ越しや部屋の模様替えでアームタイプに付け替えたいと思うことは多々あります。でもStudio Displayはあとから変更することができません。

購入時に決めたマウント方法しか選べないというのは結構きついデメリットだと感じます。

リフレッシュレートが60Hz

Studio Displayのリフレッシュレートは60Hzとなっています。

iPad Proや上位モデルのMacBook Proに搭載されているProMotionには非対応。

120Hzのリフレッシュレートに対応していないのは残念なポイントの一つ。

映像入力用のポートがUSB-Cひとつのみ

Studio Displayには入力用ポートがひとつしかありません。

複数のMacからディスプレイに表示したいと思ったらその都度ケーブルを抜き差ししてつなぎ替える必要があります。

超めんどくさいのでMac1台のみの専用ディスプレイとして使わないのであればおすすめできません。

Windowsではフル機能が使えない

Studio DisplayはWindowsでも使うことができるようですが、以下の機能は制限されてしまいます。

  • 空間オーディオ
  • カメラが追従するセンターステージ
  • PCによっては解像度が4Kに制限される

macOSでないと動かない機能なので仕方ないところはあります。

また、多くのWindows PCは5Kをサポートしていないので注意が必要です。

価格はiMacと同じで中身はMac無しのただのディスプレイでコスパ最悪

iMacの27インチ 5KディスプレイとStudio Displayを比較してみます。

iMac 27インチ 5K モデルの価格は214,280円…?

2020のiMac 27インチ(最小構成)はStudio Displayとほぼ同等のスペックながらも価格は214,280円でした。

円安の影響を考えるとまったく同じ価格と言っても支障ありません。

https://mono-room.com/2020-imac27/
  • Studio Display 199,800円
  • iMac 27インチ 5K 214,280円

Appleの公式サイトから27インチiMacが消えた

2020年に発売したばかりで比較的新しいiMac 27インチはStudioの登場と同時にカテゴリごと消滅しました。

27インチに関してはintel製チップが最終モデルとなり、Appleシリコン搭載モデルは出ませんでしたね。

ディスプレイ一体型のデスクトップはiMac(24inch)を残すのみとなり、27インチシリーズはもうありません。

iMac 27インチのApple Siliconモデルが出ていたら…?

同じ27インチ 5Kディスプレイを搭載したiMacが2022モデルとしてM1 Pro〜Ultraを搭載して発売していたとしたらintelモデルよりも価格が安くなるはずです(Mac miniやMac Book Proを基準に考えて)

iMac 27 5K M1モデル 199,800円~ くらいのイメージ

iMac 2020と比較するとStudio Disiplayのカメラ、マイク、スピーカーはちょっと進化していますが普通にiMac 2022が発売されていたら普通に搭載されていたレベルなのでやっぱiMacと比較すると高い。

ハイエンドモデルのPro Display XDRに近い画面性能であれば同一価格でも納得できますが、iMacの機能をまるまる削ぎ落としただけのディスプレイで価格だけは同じ…というのはちょっと高いよなぁと感じますね。

とはいえ、アルミ筐体で質感もデザインも良いディスプレイは他にはないのでやっぱりApple純正ディスプレイが欲しい!っていう人にはStudio Displayは魅力的。

Mac Studio+Studio Displayのコスパは悪いのか?

Studio Displayのコスパが悪いという話をしてきましたが、では同時発売されたMac Studioと組み合わせた場合はどうでしょうか?

Mac Studioのコスパは良い

Studio Displayは超コスパ悪いけど、代わりにMac Studioは超コスパ良いのでトータルすれば悪くありません。

M1上位モデルのMacBook Proで同じスペックにした場合Mac Studioのほうが9.4万~11.6万円安くなります。

  • MacBook Pro 14インチ:343,800円
  • MacBook Pro 16インチ:365,800円
  • Mac Studio:249,800円

M1 Maxチップ10コアCPU 24コアGPU 16コアNE メモリ32GB SSD512GBの同条件で比較した場合の価格は上記の通り。

全部揃えると結構高い

Mac miniやMac Studioはディスプレイ、キーボード、トラックパッドなどが含まれないので本体価格はかなり安くなりますが、全部Apple純正で揃えるとそれなりの価格になります。

  • Appleシリコン搭載Macモデル用Touch ID搭載Magic Keyboard:20,800円
  • Magic Trackpad – ブラック(Multi-Touch対応):15,800円
  • Magic Mouse – ブラック(Multi-Touch対応):10,800円

キーボードとトラックパッドで36,600円、そこにStudio Displayを買うと+199,800円なのでMac Studioを最小構成にしたとしても486,200円

Mac Studio以外は買い替え時に使い回しが効くとは言え、約50万ってのは結構高い感じがしてしまいますね。

しかし、これらをApple純正以外の安いものや、すでに持っているものにすれば30万以下に収まるのでMacBook Proを買うより安く済みます。

代替が効く安いディスプレイ
Dell S2721QS
Dell S2721 QS

Studio Displayと同じ27インチディスプレイが36,981

4Kでも十分すぎる綺麗さ精細さがあるので16万以上安いことを考えたらコスパは良いです。

>>Dell S2721QS 27インチ 4K モニター

USB-C給電できるディスプレイ
Dell U2720QM
Dell U2720QM

Dell U2720QMはUSB-C給電に対応したモデルで価格は74,101

Mac Studioではなく、MacBook Proの外部ディスプレイとして使用したい場合はUSB-C 1本で電源供給も映像入力も完結するのですっきり(スピーカーなし)

>>Dell U2720QM 27インチ 4Kモニター

Studio Display以外のディスプレイは「カメラ」や「スピーカー」がつかないものがあるのでその点は別途追加が必要(安いもので3,000円程度)

Mac Studioのコスパは良いがStudio Displayのコスパは悪い

以上、Studio Displayのコスパが悪いよっていう話でした。

Mac Studio自体はかなりコスパ良いのでおすすめですが、Studio DisplayのほうはApple信者力が試される製品になっています。

私はもちろんStudio Displayも買いますが、万人におすすめできる価格帯ではないなと感じました。

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