PayPayフリマの使い道とメルカリとの違いについてのレビュー
PayPayフリマの開始日
2019年10月7日PayPayフリマが開始されました。
まだ始まってまもないサービスということもあり知名度も低いですし利用者も少ないです。
アンドロイド版はいつ?
10月18日現在はiOS版のみでAndroid版はまだ出ていません。
リリース予定は10月末ということなので近日中にはリリースされると思います。
Android版が出てくれるとユーザー数も増えて活気が出てきて売れ行きも良くなりそうなので早くリリースして欲しいところです。
Android版がリリースされた際にはまたキャンペーンが発表されると思うのでキャンペーンの恩恵もしっかりゲットしていきたいところですね!
Android版リリースされました
UIはメルカリのパクリ
UIは9割くらいメルカリのパクリですね。
後発ということもありパクリ要素だらけですが最初からある程度完成されています。
現在のところ大きな特徴としては送料無料キャンペーンくらいなのですがこのキャンペーンはメルカリのやっていた手数料無料キャンペーンよりもインパクトがあります。
手数料無料の方が個人的にはメリットが大きかったんですが送料無料となるといろいろな使い方ができるのでメルカリと併用しながら利用しています。
メルカリを基準としてPayPayフリマを比較し、ダメなところと良いところをご紹介します。
現在のPayPayフリマのダメなところ
まだリリースしたばかりということでバグなどは仕方がないかなっていう感じはしますが、特に気になる点をピックアップしました。
購入後4時間は発送処理が行えない
購入後約4時間は発送用のバーコード表示が出ません。
売れたらさっさと持ってきたかったり、他のものと一緒に出したかったりするんですが4時間制限のせいで発送できなかったりするのは非常に不便なので早く改善して欲しいです。
4時間制限になる理由と条件
購入者は全て即決の支払い手段を選ぶことになるのですが、現在はYahoo簡単決済の仕様上「クレジットカード払い」を選ぶと4時間制限がかかります。
せっかくクレジットカード払いで購入してもらっているのにこの時間差は非常に残念です。
PayPay残高払いの場合は即発送可能になります。
PayPay残高払いの方がポイントも多くついてカードポイントよりお得なので積極的に残高払いを選択しましょう。
約4時間ということだけど実際にかかった時間は?
今回4時間経っても取引開始できなかったので一体いつ開始されるのか頻繁にリロードしてチェックしていました。
- 朝の9時35分に購入される
- 4時間経過後の13時35分になっても取引開始できない
- アプリ終了したり画面更新してもダメ
- 14時頃になってやっと取引開始可能に
結果、4時間経過後も約20分ほど待たされる羽目になりました…
出先でさっさと荷物出して帰りたい時とか本当に悲しいです。
早いうちに仕様変更してもらいたいですね。
やることリストの表示が消えない
PayPayフリマのUIはメルカリベースなんですが、やることリストにはトップのホームページからしかアクセスできません。
表示が面倒な点も不満ですが一番困るのは「やることリスト」の通知が全く消えないというところです。
これはいずれ改善されるでしょうが現在は商品を発送しても返信をしてもバッヂやリストから消えてくれません。
取引終了後にまで残っているのでかなり不評です。
追記)通知が消えないバグは修正されました
2019年11月 すでに通知が消えないバグは解消されています。
また、残った通知も消せるようになりました。
でもたまに過去の取引連絡がプッシュ通知されるバグが残ってます。
やることリストの削除方法
メルカリやラクマでは相手から返信があるとやることリストに「取引メッセージを返信してください」と出てしまい通知が消せません。
しかしPayPayフリマではやることリストを左にスライドしてやれば削除ボタンが表示されるので消化したタスクや返信不要のコメントタスクは削除できます。
返信不要な場合もやることリストに入っていると本当に必要なことを見落とす可能性も出てくるので削除できるのは嬉しいですね!
出品する権限がありません
PayPayフリマで『出品する権限がありません』というエラーメッセージが出る場合があります。
このエラーは高確率でタイトルや本文に絵文字や記号を使っているのが原因です。
記号や絵文字を除いて普通の文字だけにして投稿し直してみてください。
集荷ができない
メルカリは追加料金30円でヤマトが集荷に来てくれます。
ちょっとこれは安過ぎない?ってくらいの価格設定です。
ヤマトさんにはこんな格安で取りに来てもらって申し訳ないんですが利用者的には30円で取りに来てもらえるとかめっちゃお得で便利です。
ラクマもPayPayフリマも集荷機能はありませんので残念ながらコンビニか営業所に持ち込む必要があります。
出品時のカテゴリが面倒
カテゴリを選ばなければいけないんですがメルカリに慣れているとかなり面倒です。
メルカリは写真やタイトルから自動認識してカテゴリをかなりいい感じで判定してくれていましたがPayPayフリマでは自分でカテゴリを選ばなければいけないので面倒です。
せめてカテゴリに検索機能があればいいんですけどね。
Webブラウザ版やiPad版が無い
Webブラウザ版がなく現在は本当にiPhoneからのみになります。
iPad版もありません(iPhone版を拡大して開くことは可能)
Android版が対応してから徐々にこっちも増えてくるのかなとは思っていますが現状ではiPhoneアプリだけという制限がより利用者を少なくしていますね。
PayPayフリマのいいところ
煩わしさが軽減されたショップとフリマのいいとこ取りみたいな感じになってきています。
支払い方法がPayPay残高払い or クレジットカード払いのみ
出品者側にとってはこれ、結構ありがたいです。
現状はクレジットカード払いなのに4時間制限とかいうものがあるせいでメリットが感じられにくくなってしまっていますが、メルカリだと『コンビニ払い』というのがあって、これを選ばれると購入者がコンビニに行って支払いを完了するまで発送もできなくなってしまいます。
しかもコンビニ支払いの期限を過ぎても支払いを行わなかったりして結果キャンセルになってしまったり、大きく遅れての入金になったりすることもありトラブルの原因になっていました。
購入者はずっと送料無料(出品者負担)
メルカリと違ってここも良い点ですね。
メルカリはメルカリ便(匿名配送)を利用する出品者が多かったですが、一部出品者は普通配送を選択していました。
この普通配送だと匿名配送ではないのでいちいち住所を聞いてからその住所へ発送するという手間がかかりますし、匿名配送と違って住所と名前を知られるというリスクがありました。
PayPayフリマでは100%出品者負担で匿名配送便しか選択肢がない為、いちいち配送手段や購入者負担じゃないかなど気にしなくても良いので購入者にとっても出品者にとってもわかりやすくて良いと思います。
手渡しは無し
メルカリは送料を安くするためなどで手渡しという配送手段を選択する場合がありましたがPayPayフリマでは不可能です。
上記でも説明した通り匿名配送以外の配送は行えないため手渡しでの取引は禁止です。
フリマアプリで知らない人と会うのは危険も伴うのでメルカリなどでも手渡し取引はやめた方が良いです。
価格交渉はシステムのみ
メルカリはコメント欄で商品の問い合わせや価格交渉を行っていましたが、PayPayフリマでは文章での価格交渉は禁止されています。
コメントでの価格交渉は禁止ですが、商品右下にある価格の相談というところから金額交渉は可能です、メルカリでいうオファーの機能になります。
この価格の相談というところから金額の要望を出すと相手に通知が行き、相手が許可を出せばその金額で購入画面に進む事が可能になります。
出品者側は相手からの金額交渉はキャンセルしてもいいですし保留にしたり無視したり自由にできます。
また価格交渉を拒否したことは相手には伝わりません。
その為「この人に売りたい」とか「最初にコメントした人優先」みたいなメルカリでのトラブルの元だったマイルールみたいなものが激減します。
面倒な価格交渉しなくていいのは買う方にとっても売る方にとっても楽なのでとても良いと思います。
値下げ交渉の上限は20%OFF
値下げ交渉できるのは現在の金額から20%OFFまでなので10万円で出品してる商品に対して5万円とか明らかに相場無視した不快な値下げ交渉はこなくなるので出品者は嬉しいですね。
お問い合わせも可能
コメント欄が便利なのにってメルカリユーザーは思うかもしれませんが、価格交渉以外では同じようにお問い合わせが可能です。
商品についての質問などは普通にコメント可能なのでメルカリ同様に使う事ができます。
プロフィール画面不要
これも先ほどの独自ルール・マイルール撲滅に一役買っています。
メルカリでは名前に『@プロフ必読』なんてつけて、プロフィールに『コメントせずにいきなり購入する即購入は禁止』とか『取引時に挨拶がない人は評価×つけます』など、何言ってんだこいつ…みたいな人が多々います。
プロフィール欄がないことでショップ要素が非常に強くなり個人売買というフリマ要素が薄れているので非常にシステマチックに取引ができるようになっています。
即購入してOKです
メルカリのようにコメントしてから買ってくださいとかそういう出品者が勝手にルールを作ることができないシステムのため、そのまま購入しちゃってOKです。
また、下記にも書きますがメルカリのように購入者が評価されることはないので即購入によるデメリットはありません。
同時出品などしていて品物が不足しているということがあるかもしれません。
出品日時から長期間放置されているようなものの場合は品物が切れていてキャンセルと言うことは考えられます。
購入者の評価不要
メルカリは相互評価になっていますが、PayPayフリマでは購入者は評価される事がありません。
普通のお店と同じように購入者が出品者を評価して終わりになります。
メルカリと違って上記で挙げたように支払い手段を即決済に限定し、配送方法も匿名便のみにしている事で購入者とのやりとりが一切不要になっています。
その為、購入者側を評価する必要がないという事なのでしょうね。非常にシンプルですね。
受け取り評価されない場合
受け取り評価してくれない場合でも購入者に悪い評価をつけることはできません。
しかし受け取り評価がされなくても14日後には自動で売上金として反映されますので気長に待ちましょう。
催促したい場合
取引連絡から『無事届きましたでしょうか?もし届いておりましたら評価でご連絡して頂ければ幸いです』など当たり障りない感じのコメントを入れておけば評価してくれると思います。
株主優待券が売れる
メルカリだと売れない株主優待権が売る事ができます。
ラクマでも売れるのでPayPayフリマどちらかで売ればいいと思います。
株主優待件は高額なものになるとポスト投函のメール便で送るのは怖いので手渡しの宅急便コンパクトを選択していましたが、キャンペーン中は無料なのでPayPayフリマで補償有り配送するのが少しお得かなっていう感じもします。
しかし、販売手数料はラクマの場合は3.5%なので金額が大きくなればなるほど差は大きくなります。
1万円以下の場合は補償あり配送だと送料無料のPayPayフリマの方がいいかなっていう感じもしますが、2万3万と金額が大きくなってきた場合はラクマの方がお得ですね。
メルカリで出品禁止になって以降、ラクマは株主優待件を買う場所として認識している人も多いのでラクマの方が売りやすい気もします。
株主優待券の販売が中止になりました
「株主優待券を購入したけれど使用済だった」「偽物だった」「使用できなかった」などのトラブルが多発したことでPayPayフリマは株主優待券が出品不可となりました。
今後は禁止されるので出品及び購入は行わないようにしましょう。
送料無料キャンペーンが終わった今はラクマ一択
楽天の運営するラクマのアカウントを持っていない方は下記の招待コード使うと僅かながらポイントがたまりますのでよかったらどうぞ!
招待コード【j3y0S】
アプリをダウンロード後に入力すればOKです!
金券出品は即禁止になりました
最初はQUOカードが500円クーポンを無駄なく使いたい人が多かったので1000円分が1100円などで売れていました。
メルカリやラクマでも最初はアマゾンギフト券やQUOカードがクーポン利用などもあり高く売れてましたがすぐに規制されてしまいましたね。
QUOカードはなかなか使いきれないのでフリマアプリで売れると嬉しいんですが規制されてしまい残念です。
送料無料キャンペーンがすごい
送料無料によるメルカリとの差別化
送料無料になるから使うっていう出品者はものすごく多いです。
メルカリだと送料だけで最低700円はかかるので単価が安くて大きなものをたくさん売るのに向いています。
商品価格よりも送料の方が高くなってしまう野菜とか売る人は助かりそうですね。
また、キャンペーンは送料無料だけではなく初回500円割引(1000円以上で使える)や半額クーポンなど購入者向けの割引キャンペーンもやっている為、メルカリほどではありませんがユーザー数もそこそこ多いので徐々に売れていきます。
送料無料は宅急便の160サイズまで
じゃあ家具とかも売れるの?って思うかもしれませんが、キャンペーンの対象となるのは宅急便対応サイズ上限の160サイズまでです。
サイズは縦・横・高さの3辺計の大きさで決まります。
160サイズは3辺の合計が160cm以下なら対象になります。
重さの制限としては25kgまでとなっています。
悪用されないか不安も
例えば北海道の人が沖縄の人に荷物(160サイズ)を普通に送ると4820円の送料がかかります。
ですがPayPayフリマに300円で出品したものを購入してもらうことで160サイズ(4820円)を手数料30円の負担のみで送る事が可能になります。
これは完全に悪用例ですが、単純に離島の人が安く出品したものを遠くの地域の人に購入されるとかなりの大赤字になる事は間違いありません。
メール便や宅急便コンパクトが使われない
メール便も宅急便コンパクトも宅急便もぜーんぶ無料です。
そうなると宅急便コンパクトは箱代金がかかるので一番損することになり使う人は少ないと思いますし、メール便で送れるものでも宅急便で送られることも多くなっています。
メール便と宅急便コンパクトを無料で、宅急便を100円とかにすればもう少し効率よく運賃を節約できたんじゃないかなとは思います。
でも100円よりも無料って言った方がインパクトありますし広告効果を考えたら仕方ないかもしれませんね。
ヤフオクとの違いは?
ヤフオクと同じ評価システムを採用しているので今までヤフオクをやっていた人は初めから評価が高い状態でスタートしています。
ヤフオクとの大きな違いはオークション形式じゃないというところでしょうね。
ヤフオクをショップとして即決販売で運営していた人はPayPay連携してPayPayで販売した方が売れ行きは良くなりそうです。
今なら送料無料なのも大きいですね。
PayPayフリマの紹介コードは?
PayPayフリマはアプリインストール後、マイページから招待コードを入力することで300円分のPayPayボーナスを受け取ることができます。
ただコードを入力するだけで300円もらえちゃうのでサクッと入力しておきましょう!
紹介コード:TSECQD
PayPayフリマはメルカリに勝てるのか
普通にやっても勝てない
現状では非常に厳しいです。
6年前に圧倒的な勢いでスタートしたメルカリが圧倒的シェアを占めています。
現在のPayPayに出品した商品の閲覧数を見てもメルカリとは比較にならないほど少ないです。
メルカリの最大のメリットである「人が多いからすぐ売れる」を覆すことが出来なそうですね。
メルカリよりPayPayフリマを使うか?
上記のPayPayの良いところで挙げたようにシステム的にはメルカリよりもストレスがなく取引ができる点が多く、個人的には良いシステムになりそうな気がしているんですが、そういう細かい利便性やメリットでは多くのユーザーを獲得できません。
先発ならそれでもよかったんですが6年遅れなので現状では『キャンペーンを打ちまくる』くらいしか無いんじゃ無いかなと思います。
PayPayフリマでPayPay残高払いしたら20%キャッシュバックとかやればインパクトはありそうですが悪用リスクも高いですし、結局キャンペーンが終わったら離れていってしまいそうな感じがしますね。
送料無料が終わった後に期待
とはいえまだリリースして10日しか経っていませんしまだ悲観するのは早い気はします。
送料無料が終わる頃にはandroid版もリリースされているでしょうし、また大きなキャンペーンを出してくるのは確実でしょう。
バグや悪い点を修正して完成度が上がったところでメルカリよりも魅力的なキャンペーンを出せば一気に人が集まるかもしれませんね!
システム的な方向はメルカリより好きなので出品者側としては期待しています。
送料無料終了後のPayPayフリマ
11月17日をもって送料無料キャンペーンは早期終了しました。
11月17日までに出品したものはそのまま送料無料になりますが、出品を一時停止したり30日間経過すると送料無料のキャンペーンからははずれてしまいます。
売れ残っているものがある人は値下げするなどして30日以内に売り切ってしまいたいですね。
ちなみに送料無料終了後の11月18日以降の出品数は激減しています。
今後のキャンペーンに期待
PayPay決済のほうはキャンペーンが豊富ですがPayPayフリマの方は50円クーポンとか100円クーポンみたいなのしか発行してくれませんね。
もうちょっと大きなキャンペーンが来てくれないとこのまま過疎ってしまいそうです。
他のフリマアプリとの使い分けについて
メルカリ、ラクマ、ヤフオクなどありますがどれを使うのがいいのか?
現状ではメルカリ一強みたいなところがありますが今回説明したようにPayPayフリマにも良いところが沢山ありますし、他のアプリにもメリットがあります。
たくさん出品するような人はぜひ使い分けも検討してみてください
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