Louis Poulsen照明とPhilips Hueを使用する際の注意点や相性について

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手間を極限まで無くしストレスフリーな住環境を実現するため、部屋の家電類は可能な限りIoT機器を選んでいます。

中でも汎用性が高く機能も良いHueを使用しているのですが、電球サイズの都合で選べる照明に制限がでてきてしまいます。

Hueで使えるデザイナーズ照明について解説。

目次

デザイナーズ照明とHueの相性は悪い?

これはHue以外のスマート電球やサイズの大きなLED電球すべてに言える話ですが、サイズが大きいためすこしはみ出してしまいデザイナーズ照明のデザインを損なうリスクがあります。

Hueとは

PHILIPSが販売しているスマートLED照明(電球)です。
単純な電球の機能としては明るさを変えたり1600万色以上の色に変更したりする事ができます。
hueの素晴らしい点は単純な電球の機能だけでなくLoT機器としてネットワークに接続する事で真価を発揮します。

Louis Poulsenについて

ルイスポールセン(Louis Poulsen)は北欧のデンマークの照明メーカーです。

何名ものデザイナーの製品を製作していますが中でも私の好きな2人のデザイナーを紹介します。

ポール・ヘニングセン

中でも有名なのはポール・ヘニングセンのデザインしたPHシリーズで、ヘニングセンの死後50年以上経つ現代でもインテリア照明の主流となっています。

私の最も好きなシリーズでデザインの美しさもさることながらグレアを発生させない目に優しい照明が特徴です。

Poul Henningsenの頭文字PHのついている製品がポール・ヘニングセンのデザインしたものになります。

アルネ・ヤコブセン

ヘニングセンもヤコブセンも建築デザイナーでもありました。

円や直線を斜線で組み合わせたシンプルながらも美しいデザインが特徴です。

ヤコブセンのAJシリーズも世界的に有名ですね。

こちらも同様にヤコブセンのデザインした製品にはArne Emil Jacobsenの頭文字であるAJがついています。

PHシリーズの特徴

中でも一番好きな照明であるポールヘニングセンのPHシリーズの特徴を簡単にご紹介します。

グレアを発生させない

有名なPH5をはじめとしてPHシリーズは対数螺旋を利用し光を反射させて拡散することで直接電球の光が漏れないよう計算されています。

そのためペンダント照明を下から覗き込んでも光の眩しさがまったく無いんです!

電球を見た時に「眩しい!」ってなる”グレア”を発生させないので勉強や食事の際の照明として最適です。

外観が美しい

デザイン性も実用性も高い機能美

何年経っても色あせない、多くのインテリアに合う定番照明です。

デザイナーズ照明がハイテク照明に

ルイスポールセンのPH5にハイテク電球のhueをつけてみました。

色変化

Hueの利用可能な色は1600万色以上となっています。

アプリではプリセットから選んだりシチュエーションから選んだりできます。

とはいえ落ち着かないので結局シンプルな寒色・暖色がメインで他の色は使ってません…

明るさ変化

明るさもかなり細かく調整可能です。

夜寝る前なんかはがっつり明るさを落としてもいいですね。

明るさを落としてもPH5の形はくっきりと現れていますし目にもすごく優しいです。

電球制御はいろいろな方法で

アプリからもリモコンからも明るさを変えたりできます。

  • Hueアプリから操作
  • Hueリモコンで操作
  • IFTTTからIF条件制御
  • Apple Homeアプリから一括操作
  • Siriショートカットで家電一括操作
  • Siri・Alexa・OK Googleで音声操作
  • iPhoneウィジェットからシチュエーション変更

などなど多くの制御方法がありますのでライフスタイルに合わせた利用が可能です。

Hueは1つじゃ暗い

ちなみにこの照明は広範囲をシェードで覆っているため、明るさが半減しています。

Hue以外の電球にも言える話ですがPH5+Hueのみだと部屋は暗すぎます。

シーリングライトのような部屋を均等に明るく照らすようなLED照明ではなく、ピンポイントで照らすようなデザイナーズ照明は明るさがかなり落ちます。

小さい部屋でも最低5つは必要

部屋に奥行きが出てインテリアとしては良いんですが影のない明るい部屋を求めている場合には暗すぎます。

部屋の四隅と天井、最低でもこれだけは必要かなと思っています。

四隅は壁を照らすなど間接照明として利用すると部屋の雰囲気がすごく良くなりますよ!

Hueとルイスポールセンの互換性

電球サイズはE26とE17両方あり

以前はE26しかありませんでしたが、現在はE26タイプが発売されたためルイスポールセンの小さなランプでもHueを使ってスマートホーム化することが可能になりました。

変換コネクタを使用する場合

変換コネクタをつけてサイズを変更する手法は普通の照明には有効ですが、光の屈折などを考慮して考えられたルイスポールセンには向きません。

干渉してしまったり、はみ出てしまわないように注意しましょう。

フロアランプとHueの互換性

吊るすタイプのペンダントランプと床に置くタイプのフロアランプでも異なります。

PH 4½-3½の場合

不思議な形で、内部構造はどうなってるんだろうと思うかもしれませんが比較的シンプルな仕組みです。

このようにサイズや角度の違う3つのガラスシェードが被さるように組み合わせられています。

最終的にメインガラスシェードをかぶせるんですが、推奨電球を使用した場合はガラスシェード(中)が表面に出るかどうかくらいの位置にきます。

しかしhueを使用した場合はhueのほうが長さがあるために少しはみ出してしまいます。

はみ出す事によって見る角度によってはグレアが発生してしまい、本来の機能をフルに発揮できなくなります。

私は部屋の隅に置いているので気になりませんがソファ横などで利用する場合は斜めからグレアが入り込む可能性があります。

PH 3½-2½ フロアランプの場合

こちらは使用は可能ですがかなりのグレアが発生します。

PH 3½-2½ フロアランプ

上記のようにトッププレートが付いているため、hueの大きさだとギリギリ入りません。

そのため、一度フレームを取り外してからhueを入れる必要がありますね。

組み立て後もシェード中から電球がはみ出すのでかなりグレアが発生します。

ちなみにこれはHueに限らず少しでも大きなLED電球を利用した際にも発生するのでPH 3½-2½は電球の制約が大きい照明となっています。

ルイスポールセンの推奨電球

はみ出さずに使うのには長さが短い電球を使用する必要があります。

PH80の場合

PH80は4枚構造になってます。

そのためHueを使用してもはみ出す事なく問題なく使用できます。

完全にシェードで覆われているので眩しい光は出ません。

AJフロアの場合

AJフロアランプは下カバーがないため使う分には問題ありませんが完全にはみ出します。

横から見るとはっきりわかるレベルではみ出すのでグレアが思いっきり出てしまいます。

AJ テーブルの場合

AJフロアがダメなのでこっちもダメかなって思うのですがこれはOKです。

Hueを使いたい場合でこれからAJシリーズを購入する場合はAJテーブルランプを選ぶ方が良いです。

AJフロアとテーブルではシェードの大きさが違うので一回り大きなAJテーブルははみ出さずに使えるんです

ペンダントランプについて

ペンダントランプは対応可能なものが多くなっています。

PH5の場合

斜めから覗き込むとHueのソケット部は見えますがランプまでは見えません。

どの角度から覗いてもランプの光は直接見えません。

100%グレアをカットできています。

しかし、hueの光量では少し弱いため、部屋が暗く感じてしまいます。

ライト位置は一番下が最適

PH5にはライトの位置を微調整できる機構がついています。

Hueを使用する場合は位置を一番下にしておくのが最も良い位置になります。

そのほか使用可能なペンダントランプ

  • PH4½-4グラスペンダント
  • PH3½-3ペンダント
  • PH3/2ペンダント

AJロイヤルの場合

簡素で上品な半球形フォルム.上部のルーバーが反射・拡散させる光のディテイルが美しく、天井面に向けても光を放つため、部屋を豊かな雰囲気で満たします

AJロイヤルは2サイズ展開

  • φ370mm×H170mmサイズ(E17)
  • φ500mm×H225mmサイズ(E26)

φ370とφ500の違いとしてφ370は下蓋が付属し、φ500には内部シェードが組み込まれています。

AJロイヤルφ370とφ500

メイン照明にぴったり

AJロイヤルは電球を4本装着可能なためかなりの明るさがあります。

PH5などは明るさが半減してしまいますがAJロイヤルはかなりの明るさが確保できます。

その他のHue(E26)が使用可能なルイスポールセンの照明

Hueが使用できるルイスポールセンの製品は下記の通りです。

  • パテラ 450
  • モザー φ205
  • ドゥー・ワップ
  • LCシャッターズ
  • コラージュ 450
  • アバーヴ  φ250/φ400
  • スィルク φ150/φ220/φ380
  • ウォラート(サテライト)φ300
  • VL45 ラジオハウスペンダント φ250

最後に

ルイスポールセンに限らずHueをデザイン照明に利用する場合は互換性に注意してください。

電球の規格(E26)が合っていても干渉してしまったりはみ出してしまったりして使用できないということが多々あります。

便利なHueですがこのように照明に制限が出てしまうというデメリットがありますので照明購入の際は気にしてみてください。

HueのE17モデルが登場しました!

今まではHueのE26モデルしかなく、E17の照明は諦めていましたが今後はE17も視野に入りそうです。

相変わらずサイズは少し長いので制約はありますがテーブルランプなどはE17モデルが多いので嬉しいですね。

これによりE26とE17というメイン規格に対応したため、かなりの照明が利用可能になるはずです。

需要があればE17対応の照明についてもまとめたいと思います。

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