iPhoneを購入する際にApple Care+に入るべきか?
私はiPhone買う人にはApple Care+に入ることを勧めています。
なぜ入ったほうが良いのか?加入すべき理由について解説します。
iPhone 13 ProのAppleCare+は割高?
iPhone13 Proはそれなりに高額だから、AppleCare+でしっかり保証しておいたほうが良いと言われても
「AppleCare+って高くない?」って思った人も多いかと思います。
iPhone 13 ProのAppleCare+料金
- 通常プラン:24,800円(税込)
- 盗難補償ありプラン:26,800円(税込み)
iPhone 13 Proは容量やサイズ問わずこの金額になります。
ProじゃないiPhone 13無印であれば-6,000円安くなります。
盗難紛失保険のついた新しいAppleCare+オプション
iPhone 11 Pro以降に新しいオプションとしてApple Care+ 盗難・紛失プランが追加されました。
通常のAppleCareでは保証しきれない盗難や紛失に対応しています。
条件として「iPhoneを探す」がオンになっている必要があります。
iPhoneを探すがONになっていれば不正に保険を利用しようとしても端末が文鎮化されて使い物にならなくなるので保険適応された時点で旧端末は文鎮と化すのでapple側としても紛失を対象にできるんですね。
無くしたことにして転売する事はできません。
オフラインでWi-Fi利用しようとしてもアップデートやらApple IDが利用できなくなりますよ。
iPhone 13 Pro最安モデルだと割高
iPhone 13 Pro 128GBの保険料
- 端末代金:122,800円
- 盗難プランあり:26,800円
20%を超える非常に高価な保険料となっています。
このAppleCare+の価格ですが高価格端末でも同価格です。
iPhone 13 Pro Max 512GB 194,800円に対して26,800円なのでMaxで容量大きいほうが割安になります。
メーカー保証1年でも十分充実
アップル製品には新品購入時に無料の1年間のメーカー保証が付いています。
通常使用の範囲内という条件はつきますが端末不良などがあった場合は無償で交換や修理をしてもらえます。
AppleCare+と無料保証の違い
上記の無料保証とアップルケアの大きな違いは過失や事故による保証です。
AppleCare+に加入していれば過失や事故による画面などの損傷でも保証を受けられます。
とはいえ完全無償保証ではなく「有償修理の割引」といった形なので免責があります。
この過失や事故による保証は合計2回まで追加料金を払うことで利用できます。
Apple Care+の修理料金(追加自己負担金)
画面または背面ガラスの損傷 | 3,700円 |
過失や事故によるそのほかの損傷 | 12,900円 |
盗難または紛失 | 12,900円 |
つまり画面損傷以外の損傷の場合、通常の保険料と免責額を合わせて税込40,260円も支払う必要があります。
盗難の場合も免責があり、12,900円追加で支払う必要があります。
しかも利用可能なのは2回まで。
高いですね、安いスマホなら余裕で買えちゃいます。
超割高でお得感はゼロ
過失保証はありますが基本的には無償の1年保証でも十分なので1年延長を重視することになります。
この保険は入っておけば何かあった際に安心ではありますが、何かあった際は追加で費用が発生するためトータル支払額はより大きくなります。
保険加入して安心かと思いきや、盗難にあった場合には12,980円も追加で支払わなければなりません。
割高でもAppleCare+に加入すべき2つの理由
以上、AppleCareが高いという話をしてきましたが、それでも私は入りますし聞かれれば勧めます。
高いのになぜAppleCareに入るのか?
AppleCare+加入を勧める理由は以下の2つ。
- エクスプレス交換サービスが優秀
- 無保険の場合修理費用が超高い
詳しく説明しますね。
エクスプレス交換サービスが優秀
これ、何回も利用させていただきました。
製品サポート系では『世界で一番有能なんじゃ?』と思っています。
端末不良などでApple サポートに電話をして交換ということになった時にこのサービスを利用すると早ければ翌日にはヤマトの人がやってきて今利用している端末を回収して、新しい端末を置いていってくれます。
つまり手元にiPhoneがないという状態がまったく無くなります。
iCloudバックアップしておけばすぐに新しい端末を使い始められるのでとても助かりました。
エクスプレス交換の利用方法
エクスプレス交換はアップルサポートへ電話するだけでOKです。
具体的な交換手順は下記のとおりです。
- アップルサポートへ電話
- 不具合状況を伝える
- 店舗修理かエクスプレス交換の選択肢を提示される
- エクスプレス交換を利用したい旨を伝える
- 住所や電話番号などの情報を伝える
- アップルからメールが届くのでクレジットカード情報を入力
- iPhoneのバックアップを取りSIMカードを抜いておく
- 早ければ翌日にヤマト運輸が新品を持ってくるので今使っている端末と新品を交換する
- 交換終了
クレジットカード情報を入力する意味は?
クレジットカード情報を入力する必要があります。
これはなんのためにあるのか?要は保証金です。
クレジットカードの利用枠から端末価格が一時的に拘束されますが、しっかりと交換時の旧端末が返却されれば拘束は解除されるのでご安心ください。
もしiPhoneの新品だけ受け取って旧端末をヤマトに返却しなかったりしたら拘束された金額が引き落とされてしまうのでちゃんと新品受取時に旧端末を返却しましょうね。
数日後アップルに端末が届いた旨のメールが届きクレジットカードの拘束が外れます。
保証なしの修理費用が超高い
保険料も高いですが、無保険での修理は恐ろしく高いです。
AppleCare+の画面損傷は自己負担3,700円ですがAppleCare+なしの場合42,680円(13 Pro MAXの場合)です。
iPhone 13シリーズ | 保証対象外の画面修理料金 |
---|---|
iPhone 13 Pro Max | 42,680 円 |
iPhone 13 Pro | 36,680 円 |
iPhone 13 | 36,680 円 |
iPhone 13 mini | 30,080 円 |
そして、画面の損傷以外のダメージが有る場合の修理費用はさらに高く、77,480円(13 Pro MAXの場合)になります。
iPhone 13シリーズ | 保証対象外のその他の修理料金 |
---|---|
iPhone 13 Pro Max | 77,480 円 |
iPhone 13 Pro | 70,980 円 |
iPhone 13 | 57,980 円 |
iPhone 13 mini | 51,480 円 |
画面損傷の修理料比較
- 無保険の場合:42,680円
- AppleCare+(通常):28,500円(基本料24,800円+自己負担金3,700円)
- AppleCare+(盗難プラン):30,500円(基本料26,800+自己負担金3,700円)
AppleCare+加入を勧める理由としてあげましたが、保証なしの修理費用がエグいことになっています。
iPhone 13 Proの場合の画面修理は36,680円でMAXの42,680円より安いですが、AppleCareのほうがまだ安くなっています。
これだけなら運に任せるリスクとして許容できる価格差ですが、やばいのは画面以外の損傷です。
画面損傷以外の修理費用
AppleCare+の自己負担が12,900円に対して保証対象外の修理費用は77,480円です。
保険使うくらいなら捨てて新しいの買い直した方がいいレベルですね。
修理費用が高すぎるため、無保険で画面損傷以外の修理は現実的ではない金額になってしまいます。
iPhoneはApple Care+に入りケースもフィルムもつけないのが至高
割高なのは間違い無くあまり入る気はしないのですが、入っていれば修理可能だし安心です。
私はiPhoneにはケースもつけませんしフィルムも貼らず完全にむき出しのままずっと使ってきました。
今回のiPhone 13 Proは耐久性も高いということで保険のお世話になる可能性もまた少し減るんじゃないかなと思いつつもケース代だと思ってAppleCare+に加入しています。
薄くするのにはものすごい努力が…
透明ケースとかにいれたりする人も多いですが、スマホを10μ薄くするのに膨大な研究や開発コストがかかっています。
薄型化に際してはディスプレイ関係やバッテリー関係などあらゆる部品を『より薄く』『より小さく』と日本メーカーの技術も多々使われています。
iPhoneの背面ガラスも綺麗に磨かれ、傷に強く、特殊な傷防止コーティングも施されています。
そんな技術の詰まったiPhoneにケース被せて厚くし、30μものフィルムを被せOLEDの鮮明さを下げメーカーの努力の恩恵が失われていくのは少し悲しいなぁなんて思ったりもします。
iPhoneをノーケース&ノーフィルムでも安心して使えるAppleCare+試してみてはいかがでしょうか?
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