YouTubeで4Kや8Kの高画質動画を見たいのに、画質設定に「2160p」や「4320p」が表示されないことがあります。
せっかく高品質なディスプレイを使っているのに、1080pまでしか選べないと少し残念ですよね。
本記事では、YouTubeで4K・2160p・8Kが選択できない理由と、iPhone・iPad・Mac・Safari・Chromeでの対処法について解説します。
YouTubeで4K・2160pが選択できない主な原因
YouTubeで4Kや2160pが表示されない場合、原因はひとつではありません。
主に以下のような理由が考えられます。
- 動画自体が4Kでアップロードされていない
- YouTube側の高画質処理がまだ終わっていない
- 端末・ブラウザ・アプリが高解像度再生に対応していない
- 古いiPhone・iPad・Mac・Safariを使っている
- 通信速度が遅く、自動画質設定で低画質が選ばれている
- 画質設定の「詳細設定」を開いていない
- 1080p Premiumと4Kを混同している
YouTube公式ヘルプでも、画質はインターネット接続の速度、画面サイズ、アップロードされた元動画の画質、ブラウザ対応などによって変わると説明されています。
また、デバイスによっては最新の動画圧縮技術であるVP9に対応していないため、1080pや4Kなど一部の高解像度が利用できない場合があります。
YouTubeの「Premium」表示は4Kが有料化されたという意味ではない

YouTubeの画質設定を開いたときに「Premium」と表示されることがあります。
この表示を見ると「4Kや高画質再生がPremium限定になったのでは?」と思ってしまいますが、基本的には4KそのものがYouTube Premium限定になったわけではありません。
YouTube公式ヘルプでは、YouTube Premiumの画質特典として、Appleのスマートフォンやタブレットで利用できる「1080p Premium」が案内されています。
1080p Premiumは、通常の1080pより高ビットレートで再生できる画質オプションです。4Kの2160pや、8Kの4320pとは別のものです。
YouTube Premiumに入っていなくても4K・8Kを見られる動画はある
4Kや8Kでアップロードされている動画で、端末・ブラウザ・通信環境が対応していれば、YouTube Premiumに加入していなくても2160pや4320pを選択できる場合があります。
実際にMacでGoogle Chromeを使ってYouTubeを閲覧した場合、Premiumに加入していなくても8K再生できる動画がありました。
一方、iPhoneやiPadでは画質一覧にPremium表示が出やすいことがあります。これは主に1080p Premiumの案内であり、4K再生の可否とは分けて考える必要があります。
Apple製品からだとYouTubeの4K動画や8K動画が観れない?
現在のApple製品であれば、YouTubeの4K再生に対応しているものが多くなっています。
ただし、古いApple製品、古いiOS・iPadOS・macOS、古いSafariでは、今でも1080pまでしか表示されないことがあります。
YouTubeでは、4Kは「2160p」、8Kは「4320p」と表示されます。YouTube公式ヘルプでも、2160pは3840×2160、4320pは7680×4320の解像度として案内されています。
4K動画のはずなのに1080pまでしか選べない場合は、動画・端末・アプリ・ブラウザ・通信環境のどこかが4K再生条件を満たしていない可能性があります。
古いSafariでは1080pが上限になることがある
以前は、MacのSafariやiPhone・iPadのYouTube再生で、4K動画を開いても1080pまでしか選べないケースが多くありました。

歯車マークから画質設定を開いても、1080pまでしか表示されない状態です。
1080pでも十分きれいに見えることはありますが、MacBook Proの16インチモデルや外部4Kディスプレイなど、大きな画面で拡大表示すると物足りなく感じることがあります。
Safari 17.4以降ではiPhone・iPadのWebM/VP9対応も進んでいる
2020年ごろは、Apple端末でYouTubeの4Kが見られない理由として「SafariやiOSがVP9に対応していないこと」が大きな問題でした。
しかし現在は状況が変わっています。
WebKit公式ブログによると、macOSではSafari 14.1以降でWebMコンテナとVP8/VP9に対応しており、Safari 17.4ではiOS・iPadOS・visionOSでもWebMが広くサポートされるようになりました。
参考:WebKit Features in Safari 17.4
そのため、現在は「SafariだからYouTube 4Kが見られない」とは一概に言えません。
ただし、古いmacOSや古いSafariを使っている場合は、今でも1080pまでしか表示されない可能性があります。
iPhoneやiPadではYouTubeの4Kを見られる?
現在のiPhoneやiPadでは、対応機種・対応OS・最新版のYouTubeアプリであれば、YouTubeの4K動画を再生できる場合があります。
ただし、すべてのiPhone・iPadで必ず2160pが表示されるわけではありません。
iPhoneやiPadで4Kが表示されない場合は、以下を確認してください。
- YouTubeアプリを最新版にする
- iOS・iPadOSを最新版にする
- 画質設定の「詳細設定」を開く
- 別の4K動画でも2160pが出るか確認する
- Wi-Fiなど安定した通信環境で再生する
- SafariやChromeなどブラウザでも同じ動画を確認する
「高画質」を選んだだけでは、必ずしも最高解像度になるとは限りません。手動で2160pを選びたい場合は、YouTubeの画質設定から「詳細設定」を開いて、表示される解像度を確認しましょう。
古いiPhone・iPadでは4Kが表示されないことがある
古いiPhoneやiPadでは、OSをアップデートしてもYouTubeの4Kが表示されないことがあります。
これは端末側の処理性能、動画コーデック対応、YouTubeアプリの対応状況などが関係します。
特に古い端末では、1080pまでしか表示されなくても不具合とは限りません。
スマホで4K表示する意味はある?
スマホで4Kを選んでも、画面そのものが4K解像度でなければ、4K映像を原寸で表示できるわけではありません。
4Kとは画面解像度を表しており、一般的な4K UHDは横3840ピクセル、縦2160ピクセルの解像度です。
例えばiPhone SEのように画面解像度が低い端末では、4Kを選んでも表示上の差は小さくなります。Full HDの1080pですら、画面の物理解像度を超える場合があります。
iPhone 14 Pro Maxのような高解像度スマートフォンであれば、1440pや2160pを選ぶ意味が出てくる場面もあります。
ただし、4K再生は通信量が増え、バッテリー消費も大きくなりやすいため、モバイル通信時は注意しましょう。
解像度について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
MacでYouTube 4K・8Kを見るならSafariとChromeの両方を試す
MacでYouTubeの4Kや8Kが表示されない場合は、SafariだけでなくGoogle Chromeでも確認してみましょう。
現在のSafariは4K再生に対応しやすくなっていますが、動画や環境によってはChromeのほうが高解像度を選びやすい場合があります。
ChromeでYouTubeを開く

ChromeでYouTubeを開き、歯車マークから画質設定を見ると、4Kの2160pや8Kの4320pが選択できる場合があります。
Safariで1080pまでしか出ない場合でも、Chromeでは2160pや4320pが表示されることがあります。
8K動画はiPhoneやiPadでも見られる?
YouTubeでは8K動画も公開されています。YouTube上では8Kは「4320p」と表示されます。
ただし、iPhoneやiPadで8Kを選ぶ実用性は高くありません。
スマホやタブレットの画面サイズでは8Kの細かさを活かしにくく、通信量や端末負荷も非常に大きくなります。
8K動画を試したい場合は、MacやWindows PC、十分な回線速度、8K対応ディスプレイなどがある環境で確認するのがおすすめです。
旧情報:2020年ごろApple製品でYouTube 4Kが見られなかった理由
ここからは、2020年ごろにApple製品でYouTubeの4K動画が見られなかった理由を旧情報として残しておきます。
当時は、iPhone・iPad・SafariでYouTubeの4K動画を開いても、画質設定が1080pまでしか表示されないことがよくありました。
当時のApple端末やSafariが、YouTubeの4K再生に使われるVP9に十分対応していなかったため
VP9はGoogleが開発している動画圧縮コーデックで、YouTubeの高解像度動画配信でも使われてきた形式です。
2020年当時、YouTubeの4K以上の高画質動画ではVP9が使われることが多く、Apple側の対応状況によってはSafariやiOS端末で1080pまでしか選べないことがありました。
そのため、当時は「MacならChromeを使う」「iPhoneやiPadでは4Kを選べない場合がある」という対処法が有効でした。
しかし現在は、iOS・iPadOS・Safari・WebKit側の対応が進んでいます。最新環境では、この旧情報がそのまま当てはまるとは限りません。
2020年秋にリリースされたiOS 14以降、対応端末ではYouTubeアプリでも4Kを選択できるケースが出てきました。
当時はiPhone 11 Proで4K表示を確認できましたが、一部の端末では選択できない場合もありました。

YouTubeで4K・2160pが出ないときの対処法
YouTubeで4Kや2160pが選択できない場合は、以下の順番で確認してみてください。
- 別の4K動画でも2160pが表示されないか確認する
- YouTubeアプリを最新版にする
- iOS・iPadOS・macOSを最新版にする
- 画質設定の「詳細設定」から手動で2160pを選ぶ
- Wi-Fiなど安定した通信環境で試す
- Safariで出ない場合はChromeでも試す
- 古い端末の場合は1080p上限の可能性を考える
- Premium表示は1080p Premiumの可能性があると理解する
特に重要なのは、動画自体が4Kで公開されているかと、端末・ブラウザ・アプリが高解像度再生に対応しているかです。
動画タイトルに「4K」と書かれていても、実際の画質一覧に2160pが表示されない場合は、YouTube側の処理が終わっていない、または再生環境側が対応していない可能性があります。
現在はApple端末でもYouTube 4Kを見られるが、古い環境では1080p止まりもある
2020年ごろは、Apple端末とYouTube 4Kの相性問題により、SafariやiPhone・iPadで1080pまでしか表示されないケースが多くありました。
しかし現在は、SafariやiOS・iPadOS側の対応が進み、多くのApple端末でYouTubeの4K再生が可能になっています。
一方で、古い端末、古いOS、古いブラウザ、動画側の解像度、通信環境、YouTubeアプリの設定によっては、今でも2160pが表示されないことがあります。
また、YouTubeのPremium表示は、4Kが有料化されたという意味ではなく、1080p Premiumなどの高ビットレート画質を指している場合があります。
「iPhoneだから見られない」「Safariだから4K非対応」と決めつけるのではなく、動画・端末・OS・アプリ・ブラウザ・通信環境を順番に確認してみましょう。
