「GALLERIA NDR9L-R56-C6」は、40万円超えという高価格帯に位置付けられています。
PCを選ぶ際は、GPUやメモリなどの処理性能と価格のバランスを見て決める人が多いと思います。
搭載GPUがRTX 5060であることを踏まえると、純粋な演算能力のコストパフォーマンスを求めるゲーマーや、固定デスクでの作業が中心のユーザーにとっては、このPCは少し割高な選択肢に見えるかもしれません。
しかし、本機の真価はそこにはありません。
NDR9L-R56-C6の特徴
- 4Kを超える解像度(3840×2400px)
- 映画基準の広色域 DCI-P3 95%
- RAW現像も動画編集もスムーズ
この機体は「出先や撮影現場へ、スタジオ品質のプレビュー環境とAI処理能力をそのまま持ち込む」という、持ち運び可能なワークステーションです。
16インチの大画面と高解像度&高色域のモニター+高スペックを搭載したノートパソコンなので「モニターにこだわるか?」がGALLERIA NDR9L-R56-C6を選ぶ大きなポイントになります。
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外部モニターとデスクトップへの依存を断ち切る「持ち運べるスタジオ」
GALLERIA NDR9L-R56-C6の最大の価値は、出張先のホテルや撮影現場において「帰社してから本格的な作業を行う」ことなく、「場所を選ばず制作を進行できる」点にあります。
広大な作業領域と正確な色域でデスクトップ要らずな「WQUXGA × DCI-P3 95%」

同クラスGPU搭載ノートと比べたときの価格差は、ディスプレイ品質にあります。
- 16インチの画面
- WQUXGA
- DCI‑P3 95%
ノートパソコンとしては大きめサイズの16インチの画面で、解像度はWQUXGA(16:10)となっており一般的な4K(16:9)よりも縦方向の作業領域が広く、Adobe PremiereやDaVinci Resolveなどでタイムラインやパネル配置をする際にとても見やすく、作業が快適になります。
16型3840×2400は約283ppiで、一般的な15.6型WQHD(約188ppi)より約1.5倍きめ細かく、高精細なMacBook Proの254ppiよりも文字や細い線がよりクッキリ見えます。
さらにDCI-P3カバー率95%の広色域により、出先で一次的なカラーグレーディングを行うことができます。
Ryzen AI9 HX 470+32GBメモリで「編集中に裏で回る処理」が軽くなる
Ryzen AI 9 HX 470と32GBメモリは、編集ソフトとブラウザ、素材管理ツールを並行して使うような作業でも余裕を作りやすく、複数のソフトを立ち上げていてもフリーズしたり落ちにくい構成です。
Ryzen AI 9 HX 470は最大55TOPSのNPUを搭載し、対応アプリではCPUやGPUと分けて動かせます。
これらをNPU側に回せる場面では、タイムライン操作やプレビューなどの編集中の動作とぶつかりにくく、動作がスムーズになります。(ただし、生成AIの機能によってはオンラインのサーバー側で処理されるため、PC側のNPU性能は効果を発揮しづらい点もあります)
書き出しとプレビューを支える「RTX 5060」
RTX5060はAV1を含むハードウェアエンコードに対応しており、対応ソフトではH.264/H.265/AV1の書き出しをGPU側で処理できるため、ソフトウェアエンコードより短時間で終わるケースが増えます。
また、GPUアクセラレーションが効く効果や画面描画の負担を分担できるので、フルHD〜4K編集もプロキシや最適化メディアを併用する運用なら、プレビューやスクラブは安定しやすいです。
ただし、VRAMは8GBのため、4Kネイティブでノイズ除去や複数ノードのグレーディング、重い合成、3Dレンダリングなどを多用すると少し余裕がなくなります。4Kを本格的に回すならプロキシ化やレンダーキャッシュの併用が前提になります。
GALLERIA NDR9L-R56-C6の使用感
GALLERIA NDR9L-R56-C6は、持ち運び可能なワークステーションらしく、作業場でも出先でも快適に使用できるように工夫が施されています。
窓際の席でも使える非光沢ディスプレイ

本機の16インチWQUXGA(3840×2400)は、非光沢パネルなので照明の映り込みが比較的抑えられ、カフェなど明るい店内でも見やすくなっています。
窓際の強い外光が強く当たる環境では、さすがに画面が白っぽく見えやすくなるため、席の向きや画面角度の調整は必要になります。
背面にLANとHDMI。ケーブルが作業の邪魔をしにくい配置

端子配置は、背面に有線LANとHDMI 2.1、左右にUSBや音声端子が分かれる構成です。
撮影現場やホテルで外部モニターをつなぐと、HDMIケーブルやLANケーブルはどうしても太くなりがちですが、背面に逃がせるので机上の配線が散らかりにくいのは実用面で大きいです。
USB-Cが右側に2基、USB-Aもある

右側にはUSB4のType-Cが2基、加えてUSB-Aと電源入力があります。
USB4はDisplayPort 2.1の映像出力にも対応しており、外部ディスプレイ運用の幅が広いです。
また、USB-Cのうち1基はUSB PD 100Wにも対応しています。荷物を軽くしたい移動日ならUSB-C充電器で運用し、制作で負荷を掛ける日は付属の180Wアダプターで回す、という使い分けができます。
microSDは左側。撮影機材との相性は良いが、フルサイズSDは別途必要

左側にmicroSDカードリーダー(SDXC対応)があり、GoProやドローン素材の取り込みがしやすいです。
GoProやドローンなどmicroSD運用の機材とは相性が良い一方、ミラーレスのフルサイズSDをそのまま挿したい人は、変換アダプタか外付けカードリーダーが必要になります。
USB-C給電も可能

本機はUSB-CでのUSB PD給電に対応しています。
USB給電は100Wまでなので、通常は付属の180Wアダプターを使用しますが出先ではUSB-CのコンパクトなACアダプターやモバイルバッテリーから充電することができます。
上図のようにモバイルバッテリーでも充電はできますが、作業中は消費電力が上回りやすく、30Wクラスだとバッテリー残量が増えず、ゆっくり減る感じになります。
底面吸気+側面排気。置き方でパフォーマンスの安定度が変わる

本機はデュアルファン構成で、底面から吸気して側面へ排熱する設計です。
このタイプは、机の上では安定しやすい一方、布団や柔らかいソファの上だと吸気が塞がりやすいのが注意点です。重みもありますのでノートパソコンといえどちゃんとした机の上での作業が基本となります。
長時間の書き出しやレンダリングを想定するなら、ノートパソコン用のスタンドで少し角度をつけて底面に空間を作ってあげると安定しやすくなります。
テンキー付きキーボードは数値入力が多い場合は超便利
本機はテンキー付きの日本語キーボードで、バックライトも搭載されており高級感があります。
動画制作では、タイムコードの入力、エフェクトの数値調整、ファイル名に連番を振る作業など、意外と数値入力の頻度が高いので、テンキーがあるだけで作業が速くなります。
持ち運びの使用感 2.2kgで少し重い
本体重量はMacBook Pro 16インチの2.15kgとほぼ同じ約2.2kgなので見た目ほどの重さはありませんが、コンパクトノートPCと比べると重たいです。
バックパックならそんなに重さを感じませんが、手持ちのバッグなどだとそれなりに重く感じます。
通学・通勤にも利用できますが、手軽に持ち運びできるという仕様ではありません。
GALLERIA NDR9L-R56-C6 まとめ
GALLERIA NDR9L-R56-C6は、40万超えという価格だけ見ると割高に感じやすいですが、モニターの性能を考慮すると「持ち運べる制作環境」として価値を感じることができます。
最大の特徴はモニタのスペック
- 16インチ
- 4Kより広い作業領域
- MacBook Proを超える高精細表示
- DCI-P3 95%の広色域
- 非光沢ディスプレイ
出先でもタイムラインやパネル配置がしやすく、一次的なカラー確認や軽いグレーディングまでをノート単体で完結しやすいのが最大の価値です。
中身も、Ryzen AI 9 HX 470+32GBメモリにより、編集ソフトとブラウザや素材管理ツールを同時に動かしても安定しやすく、RTX 5060はAV1を含むハードウェアエンコードに対応し、対応ソフトでは書き出しの効率化が期待できます
向かない/注意したい人
- 固定デスク中心の利用で外部モニターがある、価格最優先で同GPUの安い機種を選びたい
- 4Kネイティブで重い処理(強いNR、複雑な合成、3D)を多用し、VRAMに余裕が欲しい
- モバイル用途メインで手軽に持ち歩きたい(16インチ 2.2kgなので常に持ち歩いているには少し重い)
その他、ノートパソコンについては以下の記事でもいろいろな種類を解説しています。合わせてご覧ください。

GALLERIA NDR9L-R56-C6はこんな人向け
- 仕事場以外でも、外部モニターなしでも作業を進めたい
- 作業領域と表示品質(高精細+広色域)を重視したい
- 編集+素材管理+ブラウザなどを並行し、安定性を優先したい
高品質なモニター搭載のノートPCはかなり希少です!
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